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ウーゴはエイラと恋に落ちてベリ城を出奔してアメリカへ渡って結婚した。 彼はアウレオルスのアゾートを代々受け継いでいくというベリ城のしきたりを放棄したわけだ。 何故クローンであるはずのウーゴがこんな行動に及んでしまったんだろう? 出奔なんて行動、アウレオルスアゾートからは考えも付かない行為のはずではないか? ただの人間として生きようと考えたなんて、あってはならんことだろうよ。 答えは簡単だ。 「ベリのアゾートが一子相伝ぽいのに血縁者(?)が同時に何人もいるのは何故か?」の項目でも考察しているが、10代以上も続いてきたクローニングの中でアウレオルスアゾートの純度が低下してたからだと思う。 純度100%のアゾートがそのままずーっと受け継がれてきてたら、クローンであるウーゴが出奔なんて勝手な行動しなかったはずだ。 ただ次の代へのアゾートの受け渡しのために日々錬金術の修行に明け暮れていただろうだろうな。 アウレオルスの言う不死なんてことは、彼のアゾートが完璧に次のクローンへと受け継がれていってこそ成しえるものだと思う。 逆に言えば14代目の時点でもはやベリ家のアゾートはアウレオルスアゾートではなかったってこったな。 フィオナのアウレオルスアゾートなんて、アルコール度数5%のビールぐらいにしか残ってなかったんじゃね?
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