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ダニエラ本人は自分がロレンツォに作られた機械人形(オートマータ)だと思い込んでおり、アゾートの吹き込まれていない未完成品だと自己暗示にかかっている。 何故そう思い込んでいるかは別の項目で考察するとして、とにかくそう信じ込んでいるのだ。 そんな彼女の前に連れ去られて来たフィオナが現れる。 フィオナは若く美しく生命力に満ちており、機械人形の自分とは対照的に輝いている。 初めはロレンツォの指示に従いフィオナの世話を任されるが、そんなフィオナを見ているうちに徐々にダニエラの心境に変化が現れる。 フィオナのアゾートを手に入れることが出来れば、自分は完成されるのではないか?
フィオナを捕まえてアゾートを取り出さなければ!! そしてアゾートを我が肉体に!!! てな具合にダニエラの中でアゾートへの思いが昇華して行ったんだろうね。 ただし、ダニエラにはロレやリカルドみたいにクローン生成の知識もなければ、アゾートの利用方法もわかってない。 フィオナを捕まえて殺したところで、何をどうすればアゾートを取り出すことが出来てそれを利用できるのか。 そんなことなーんにもわかってないんだな。 ただ盲目的にフィオナを殺すことに執着するようになる。 実際のところフィオナ殺したって何にも出来ないんだけどね、ダニたんの場合は。 そんなダニの思惑とは関係なしに、とにかくフィオナにしてみりゃあんなガラス片持って追いかけてくるキティ女、恐怖以外の何物でもないわけで。 一人目の追跡者デビたんと違ってとにかく足が速い。 走って追いかけてくるわけじゃないんだけど、アゴをやや上げてやたら姿勢よく歩いて付いてくる姿はとにかく怖い! デビみたいに笑える部分が何もないからね、このおねーさんはw
メイドとしての意識が消えないのか、フィオナを追いかけながらも扉をいちいち閉めていく癖があるし。 これがまた地味にウザイ。 逃げてるこっちとしてはさっさと部屋出て行きたいのに、またわざわざ扉開けなきゃいけないしね。 寸前までせまってこられてるとこれに引っかかって攻撃食らうときあるし。 扉が閉まってるってことは、扉の陰に身をひそめることもできないわけで。 ただでさえ隠れるとこ少ない旧館で更に追い詰められる結果になるというこの恐怖。
とにかく怖いので追いかけてこないで下さい。
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