ベリ城に仕えるメイド。すらりとした肢体と完璧な造形は、生命感に乏しい印象と相まって芸術品のような美しさを持つ。みずからを城主ロレンツォに創られた機械人形と思い込み、生命を生み出す性としての「女」にコンプレックスを抱く。
元々はロレンツォが身の回りの世話をさせるためにどこかから拉致して連れて来られた女性。
強い暗示や薬物によるものか元来の記憶も失っているうえに、痛みを始めとする感覚を持たない。

フィオナが檻から脱出してベリ城内に足を踏み入れて最初に会った人間がダニエラだった。
初めて出てきたときからこの人怖かったよなｗ
この後絶対フィオナの敵になるんだろうなって感じがびんびん伝わってきたよ。
基本的にはロレンツォの指示に従って行動してるんだけど、ベリ城旧館では彼女自身が追跡者となってフィオナの命を狙ってくるわけで。
やっぱりかよって感じ。

彼女自身は自分はロレに作られた機械人形だと言ってるけど、実はそれは彼女の思い込みで元々はフィオナと同じ普通の女性。
ロレの身の回りの世話をさせるためにどこかから誘拐されてきたらしい。
ダニは生来の石女（うまずめ）でその身体は子供を宿すことができない。
つまり彼女は不妊症の女性なんだね。
その部分だけは洗脳されたあともコンプレックスとして強く残っており、フィオナのアゾートを求めるようになるきっかけでもあったりして。
石女という言葉自体差別用語に近いものらしいので、あまり使いたくはないんだけど公式サイトにはそう表記されてるので使わせてもらいました。
不妊症の研究が進んでいなかった昔は、ダニエラのような女性たちはひどい差別を受けて苦しんでたらしいね。不妊の原因は女性側だけにあるものではなくて男性側の問題であることも多いらしいから。
そんなことがわかってなかった時代には不妊の原因は全て女性側にあるということで、ひどい差別対象となってたみたい。
ダニエラも同じような境遇にあったのかもね。
年頃の女性なんだし婚約者なんかもいたかもしれない。けれど不妊が原因で結婚することはできなかった。そんな苦悩の中にいたダニを言葉巧みに誘い出してベリ城へと連れ去ってきたのかも。
どちらにしてもダニはかわいそうな女性ですよ。

• ダニエラは普段ベリ城で何をしているのか？