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フィオナを追う目的は至って簡単。
フィオナのアゾートが目的。
ただ、リカルドの場合、フィオナの肉体からアゾートを取り出すことが目的ではなく、アゾートを受け継いだフィオナに新しい自分を生み出してもらおうとするんだな。
具体的にはフィオナとセックルしてフィオナを妊娠させ、自分の子供(リカルド・オリジナル)を作るってことなんだと思う。
産み直しについては別項目で扱うのでここでは詳細は書かないが、リカルドの言うリカルド・オリジナルっていうのはフィオナ自身のようなものではなかろうか?
フィオナだってウーゴとエイラの交配によって普通に生まれた子供だから。
今までベリ家で繰り返されてきたクローニングによって生み出された子供ではないわけだな。
クローニング以外でもアゾートはちゃんと受け継がれていたという事実をフィオナの存在が物語っている。
ただし、この場合受け継がれたアゾートにはアウレオルス自身の記憶や意思というものは反映されないらしいな。
フィオナ自身にそういう意識がないのが何よりの証拠だ。
結論から言えば、リカルドはウーゴとエイラのように、自分もフィオナと愛し合って子供が欲しかったんじゃないのか?
ま、愛は必要ないかもしらんけど、心のどこかではそういう形もアリなんじゃないかと感じていたのではないか?
元々はフィオナを城主として迎え入れて、それから互いの合意の下にセックルすることが目的だったのではないかと。
そんなことフィオナが受け入れるわけもないから、結果的にデビやダニのようにフィオナを追い掛け回すことになるわけだが。
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