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今回のフィオナ連れ去り事件の首謀者であるリカルドがフィオナの敵としてゲームに登場するのは、デビ・ダニに次いで三人目になる。 檻に閉じ込めておいたはずのフィオナはそこから逃げ出してしまい、結果的にまずデビに追いかけられ、ダニに追い掛け回されることになる。 フィオナが脱出しようとしたことはリカルドにとっては誤算だったと思う。 新館のデビ編で城の執事として登場したときのリカルドは、そんなフィオナを取り込もうとしてフィオナはベリ城の城主なんだと伝える。 もちろんそんな話いきなりされても、フィオナには何のことだかわからなくて余計な混乱を招いてしまうだけなんだが。
結局フィオナはそのまま城から脱出しようとしてリカルドの言うことなんかに耳を貸さない。 その後フィオナとヒューイははデビを倒してダニをも倒してしまう。 というか、リカルド本人はデビやダニがフィオナを追い掛け回すことに関しては、基本的に静観してるんだよね。 フィオナを連れて帰ってきたのには目的があったからなのに、特に追い掛け回すことを辞めさせようとはしない。 その点老ロレは自分がフィオナのアゾートを回収したいという狙いがあるので、前半の追跡者からはフィオナを救ってやろうとするんだけど。 二人の追跡者を倒した後、ようやくリカルド本人がフィオナの前に登場。 最初は紳士を装っているリカルドだが、フィオナが自分の言葉を受け入れないことを理解するや今までの二人同様の追跡者となってフィオナを追い掛け回すことになる。
いくつかの項目でも考察してきたが、アゾートってのは基本的に対象となる人間(クローン)が死んでいても回収することは可能なものらしい。 なので、デビたちが仮にフィオナを殺してしまったとしても、それはそれでリカルドの目的が達成されなくなるわけでもないんだな。 死んでしまったフィオナからも十分にアゾートの回収はできるわけだから。 ま、フィオナが死んでしまったら自分を産み直してもらうことはできなくなるんだけど。 産み直してもらうことはできなくなるけど、フィオナのアゾートは手に入るわけだからそれを自分が取り込めばいいだけの話で。 それでクローンとしての完全体リカルドが誕生するわけでしょ。 リカルドにとってはどっちでもよかったんじゃないかってことかな。
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